少子化や待機児童問題の対策に一石を投じる!?保育園義務教育化のメリットと課題

少子化や待機児童問題の対策に一石を投じる!?保育園義務教育化のメリットと課題

2015年現在、社会の深刻な問題となっている少子化や待機児童問題。
子供を預ける保育園を探すために仕事をやめざるを得ないなど、
いわゆる「保活」に苦しむママは多いのも現状です。

それらの対策として、保育園の義務教育化という案が挙がっているそうです。

 

少子化や待機児童問題に一石を投じる保育園の義務化

東京大学大学院総合文化研究科博士課程の博士課程に在籍中の宮市憲寿さんは、
小学校に入るまで、保育園を義務教育にするべきだと提唱しています。

もちろん、義務教育化は保育園のみでなく幼稚園も含み、
それによって当然、待機児童の問題は解消されますし、
無償で教育を受けさせることで様々なメリットがあるそうです。

まず、保育園へ行く年齢にあたる0~5才は非常に重要な教育期間であり、
アメリカの研究では「5才までのしつけや環境が人生を決める」と言われています。

この時期は意欲、自制心、頑張ろうとする力が身につくため、
小学校以降でも力を伸ばしていけるかどうかの土台を作る時期でもあります。

その時期をすべての子供に同様の教育を施すことにより、
学力の格差や非行に走ることを防ぐことにもつながりますね。
経済的に苦しい家庭にも、義務化はメリットになるでしょう。

また、社会の経済面でも、子育ての支援を積極的に行っている国は、
経済が成長している傾向があるようです。

 
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保育園の義務化への課題

導入できればメリットが大きそうな保育園の義務教育化ですが、
実現するためにはかなりハードルが高いようです。

現在、保育園や保育士の不足によって待機児童問題が発生していますので、
保育園・保育士を増やしていかなければなりません。

保育園を増やすには場所の問題、保育士を増やすには待遇の悪さを改善するなど、
設備や費用面が大きな壁となり、保育士の質の向上も課題ですね。

また、義務教育化することによって、
育児のフレキシブルさが失われると懸念する声もあるそうです。

ただ、宮市さんは保育園の義務教育化を理想としながらも、
週一時間だけでも預けられるようにするだけでも、
母親がリフレッシュできる時間を作れて効果はあるとも考えているようです。

 

現在の支援制度

今でも日本には「家庭で育てることが本当の愛」考える風潮もあります。

現代社会は女性もはたらく時代ですのでそういった考えは古いと思いますが、
日本の育児や教育の支援制度はまだまだ追いついていないように感じますね。

そんな中でも東京都町田市や江東区、石川県金沢市などでは、
自宅近くの保育園にいつでも相談することができる、
「マイ保育園制度」という制度があります。

小さなことでもいいのでこういった取り組みをもっと増やし、
育児や教育が世間からもっと理解される社会にしていってほしいですね。
 

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