赤ちゃんの自閉症、特徴的な手の動きとは?診断が出るまで見守ることも大切!

自閉症は先天的な脳機能の障がいです。
見た目からすぐに判断ができないため、
多くのお母さんが我が子の動きを気にする傾向にあります。
また、一口に自閉症といっても知的な遅れが見えるものと、
見られない高機能自閉症とあります。
この自閉症、多くは3歳を過ぎて診断がされるのですが、
赤ちゃんの頃から症状は見られるものなのでしょうか?
今回は、赤ちゃんが自閉症だった場合の症状などを見ていきます。
赤ちゃんが自閉症のときの症状
冒頭もお話しした通り、自閉症は3歳くらいまでは確定診断はされません。
しかし、赤ちゃんを育てていて「あれ?」と思うこともあります。
まずは、赤ちゃんが自閉症だった場合、
よく見られる症状について見ていきましょう。
■生後3ヶ月頃
通常3ヶ月くらいの時期は笑顔がよく見られるのですが、
自閉症の場合はあまり笑わないという症状が出るようです。
また、お母さんと目が合いにくかったり、抱っこを嫌がるなどするため、
漠然と「育てにくいな」と思う頃です。
■生後6ヶ月頃
この頃の特徴としては、落ち着きがなく、
いつもキョロキョロしているという症状が出やすいようです。
お母さんの後をついてきて抱っこを求めるということもしません。
■1歳頃
この後詳しく説明する「クレーン現象」が出てくる頃です。
そのせいで指差しをしない、言葉の遅れが目立つなどが症状として現れます。
その他には、呼びかけても振り向いたり反応を示さない、
目が合わないなどの症状が見られます。
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自閉症のときの特徴的な手の動き
自閉症がある赤ちゃんによく見られる手の動きとして、
「クレーン現象」と呼ばれるものがあります。
これは、通常1歳を過ぎた赤ちゃんは、
自分の欲求や伝えたいことを「指差し」して伝えるのですが、
自閉症の場合はお母さんの手を取って自分の手の代わりに使おうとします。
例えば、本が欲しいという場合には、
通常赤ちゃんは本のある方向を指差しして、
お母さんに「本が欲しい」という意思を伝えます。
しかし、これがクレーン現象によって、
お母さんの手を本の方まで持っていくような行動をしてしまうのです。
ただし、クレーン現象の動作をしたからといって、
必ずしも自閉症だというわけではありません。
2歳くらいまではとりあえず様子を見てみて、
自閉症と判断がつく3歳くらいに改めて受診してみると良いでしょう。
自閉症の症状や動きが似たような個性であることも
自閉症の症状として、赤ちゃんの時期に沿って見てきました。
医師の詳しい診断が出るのは3歳くらいですが、
赤ちゃんの頃から「何かおかしいのでは?」と、
お母さんが気づくケースが多いようですね。
ただ、すべてが自閉症の症状というわけではなく、
その子の個性という場合もありますので、
確定診断が出るまでは温かく見守ってあげることも大切です。
作成者:Masa